ホーム > 詩人の部屋 > 安曇の部屋 > ねえ。

安曇の部屋


[188] ねえ。
詩人:安曇 [投票][編集]

私はいつも、話しかけているの


ねえ、ここにいるよ。


ねえ、何で泣いてるの。


ねえ、私を撫でて心落ち着かせて




違うよ。

お腹が空いてるわけでも、眠いわけでもない


離れてあげないよ、今は



ねえ、我慢しないで泣いていいよ


でも、小さくなって一人でなんて泣かないで


私を抱いて、たくさんたくさん

泣けばいい。


私に気づくにのは、

ずっとずっと後でいいから



ねえ、私は貴方のこと愛してるよ


誰よりも


ねえ、私が猫じゃなかったらな


ねえ、猫じゃなかったら


ねえ、貴方も愛してくれた?




ねえ・・・。



2006/09/09 (Sat)

前頁] [安曇の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -