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安曇の部屋


[231] 恋しくて
詩人:安曇 [投票][編集]

なぜだろう
夜が優しく感じる


私の肌にじんわり馴染んでいく夜の風


右手は穏やかで

時々、涙が込み上げてきそうで


愛しさが胸に溜まると
こんな気持ちになるって

誰かが言っていたけど

私は今
愛しさが胸にたくさんたまっているのかな


さっきまで、あなたが握ってくれていた

私の右手は

もう、あなたの温度を恋しがっている


そう、私はあなたが恋しくて


恋しくて、愛しくて

何気ないことにもあなたを思い浮べてしまう


ねぇ、夜が優しく感じるのも


あなたが恋しいからだと思ってしまったよ


2006/04/02 (Sun)

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