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安曇の部屋


[289] 夜のお供
詩人:安曇 [投票][編集]

とろりと
甘く愛しいお酒


小さいガラスのコップに注ぎ
キラキラ優しく輝けば


今日も私を酔わせてくれる
私の魔法の飲み物


涙流して、
部屋で独り明日に嫌気をさした


こんな夜は


とろりと
甘い誘惑に誘われる


毎日飲むと体に毒だよ
と、あなたは言うけど


とろりと
甘い色で私を魅了してくるから


ついつい、
今日も飲んでしまうの




とろりと
甘く愛しいお酒


このまま、溶けてしまいたい


このまま、流れてしまいたい


このまま、酔いにのまれたまま




気づけば、また朝が来て


とろりと
甘く愛しいお酒に背を向ける


いってきます。


夜になるまでしばしの別れ。

2006/06/04 (Sun)

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