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安曇の部屋


[350] アオ
詩人:安曇 [投票][編集]

空が凄く澄んでいる

薄く、綺麗な青が広がっていた

あの頃、友達とふざけあっていたあの土手は
どこかよそよそしかった。



あの頃は、すべてが私に近かった。

そして、すべてが私に遠かった。

壊れそうなつり橋を渡っているように、毎日が静かに揺れていた。

些細な風でも崩れてしまいそうな毎日を

必死にしがみ付いていた。




空が凄く澄んでいる。

薄く、綺麗な青が広がっていた。



ただ、それだけだったのに

凄く嬉しくて、なんだか喉の奥が熱かった


私の足元は、時々雨でぬかるむけれど
優しい道が続いていて

壊れかけのつり橋は

心の綺麗な箱に
丁寧にそっと隠しておきました。


薄く、綺麗な青の下

私は孤独ではないことを、堂々と言えるようになりました。



私は、幸せもんでした。



今も、そのつり橋の時も

2009/05/21 (Thu)

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