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安曇の部屋


[369] 夜に
詩人:安曇 [投票][得票][編集]

寝ながら
貴方の手が私を探していました。

そっと触れたら

ほてった手が
冷たい私の手を撫でてくれました。


少しして
そっと放したら

貴方の手は動きませんでした。


しあわせそうな貴方の寝顔を見れて

嬉しい私の顔は
誰も知りません。


少しだけ、
また私の手を探してくれないかな

と、ほてった手をつついてみました。


そんなことも、貴方は知りません。



可愛い寝顔をみせるだけ。


2009/07/10 (Fri)

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