詩人:安曇 | [投票][得票][編集] |
暗くなったら
夜になったら
終わってしまう
目がさめてしまう、まだ終わらないでいて
いつからだろう
目で追っていた
君の姿も君の笑顔も
ねえ、こっちむいてほしいよ
手をつないで歩いたね、嘘みたいに嬉しくて
夢ならば覚めないで、あと少しだけ
あなたの視線の先に私がいないことは
わかっている、わかっている
だけどもう少しだけ終わらないで
君にとっては誰でも同じなのかもしれない事はわかってる
そう、これはごっこのデート
きっとあの子を誘うため、それでもホントに嬉しくてずっと
ずっと笑っていたんだよ
気を使って歩道側に引き寄せてくれたときは心臓が飛び出るかと
本気で思ったの
今日であきらめよう、そう心に決めたのに
嬉しすぎて、楽しすぎて揺らいでしまう
暗くなったら
夜になったら
終わってしまう
だけど、もう苦しいよ
ごっこのデートは終わりにしよう
あきらめるなら、気持ちを伝えてからにしよう
まだ夜じゃないから
勇気を振り絞って、いま
暗くなっても
夜になっても
君への想いは揺らがないから
いま