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安曇の部屋


[478] 夕方になる少し前のこと
詩人:安曇 [投票][得票][編集]

夕方になる少し前のこと

私は1人で運転していた

声も出せないくらい、心は重たくて

何も考えたくないと、あてもなく走らせていた

信号で止まり、ふと目線をあげると

薄い蒼の中に、薄い月がいた

ぼやけた丸


逃げてはいけないと、わかっているけれど

私は、逃げていたのかもしれない


薄い月をみつけて

まるで今の私の心のようだと

凄く泣きたくなった。

2017/01/11 (Wed)

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