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安曇の部屋


[486] 流れる
詩人:安曇 [投票][得票][編集]

涙が流れた

説明しにくい涙


悲しいわけでも、嬉しいわけでもない

笑顔が消えて、怒りも消えて、言葉も消えて、


ただ、からっぽになったとき


流れ出す涙


溢れるのではなく、流れる


ああ、まだ私はここにいて

生きているのだとわかる


歩き出すために必要なものなのかもしれない



生きるとは何か、


決して死にたい訳では無い



でも、時々ふいに流れる涙



生きている

2017/05/21 (Sun)

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