詩人:月 | [投票][編集] |
傘なんか捨てて
道路のど真ん中
踊り明かそう
雨音がBGM
ざぁざぁざぁ
神様もよく見える!
どうせ
君からのメールもこない
雲の隙間の真下
来るなら来い!
詩人:月 | [投票][編集] |
貴方になりたい
君は揺らぐ
ことがない
…それは綺麗。
汚れの無い
君は
涙を人に
見せない
それも綺麗
貴方は
全て取り繕うことなく
…自然
それはキレイ
私には真似出来ない方法で
貴方は人に好かれる
キラキラしてて
私には眩しいくらい
君になりたい
貴方になりたい
…そう言えないのが
二人の弱点
詩人:月 | [投票][編集] |
影に身を包み
君は「暑いね」といった
私は君の期待にそうことなく
「暑いね」と短く返した
ただ流れる時間に従順に、君と二人過ごしてる
投げ出した足が 仲良さげで、嬉しかった
今度は私が「暑いね」なんて言って
ただ君が「暑いね」と返してくれればいいな、なんて考えてる
詩人:月 | [投票][編集] |
静かになった 部屋を眺めた
まっしろな天井 壁
あるのは 使ってない安物のパイプベット
まっしろな シーツ カーテン
固まったままの 足が不意に力が抜けて
崩れ落ちる
そしておかしさが こみあげてくる
いまさっき きみがいたのに いまさっき このあしがこわれれば きみが てを さしのべてくれた かもし れないの に
キレイになりたくて
まっしろで揃えた
だけど そんなの無駄で
現にきみは いない
きみは まっくろな街へ行った
ぼくは 日が落ちて まっくらに染まろうとしてる部屋に 一人
かなしいことに そ れだ けが おそろい になっ ちゃった