詩人:科鈴 | [投票][得票][編集] |
本当は知ってたよ。
ぁなたが好きなのは私ではなく彼女だって私の親友だって事をね…。
でも、それを確かめるのは恐くて悔しくて何より認めたくなかった。
君の口から言われるまでは知らないふりをしていよう…。
その話をふれないようにしようってね…。
ところがある日事実は発覚した。
それも信じたくない事実を…。
私は彼から知らされる前にみてしまった。
ある日の放課後彼と親友が楽しげに帰るのを…。
私は彼が浮気してる事より本当の事を話してくれなかった事の方がショックだった。
悔しかった。
だって一人は自分の彼氏もう一人は幼馴染みでもあり親友である人。
いいにくいのはわかるが本人等から知らされるのと自分が事実をみてしまうもののショックの違いは大きい。
そして月日が経った今……彼氏とは別れ親友とは話さなくなってしまった。
私は同時に二つの大事なものを失ったのだ。
私は始めから彼と「男友達」のままで居れば今も親友や彼と笑いあえたかもしれない。
もうあの頃には戻れないのだろうか。
三人で笑ってぶざけあったあの頃に…。
END