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黒の部屋  〜 投稿順表示 〜


[15] 私は考える
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寸で止めたとしても

気の狂いは無く

ふと絶望の中にいたとしても

モノを生むことが出来る脳と両腕に感謝

私は考える

私は制約の中にいる

しかし私は限りなく自由でもあるんだ

私は考える

私は無限

私は私である



2005/12/25 (Sun)

[16] ストイック
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ストイック幻想雁字搦め

ストイック思想実力其れに違わず

ストイック空想満身笑顔破壊

ストイック妄想常に先端に立つ


2005/12/30 (Fri)

[25] 青い宇宙
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手のひら青い音に息を吹きかける

遠い宇宙まで飛んでいけ

色を好むなら黒

このまま殻に包まれ続けるのは辛い

もし殻を破っても結局中は黒い

青く赤く白く黒い

結局は黒い

かまわない

結局好む色は黒い

求める色は黒い

彼女の黒い髪の色の次に綺麗な色になりたい

あの歌の名前より黒く染まりたい

あの街じゃなきゃ永久に輝けない

さよなら

宇宙まで飛んでいけ

2006/01/05 (Thu)

[27] 自由
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自由への渇きが私を走らせる

渇望する

私は檻を噛み砕く無限の猛獣

私は集約された無限の閃光

私は青と雨を混ぜ込んだ無限の滝

無限が地獄で無限が極楽

私は魔王

ひとつ

奏でてみせようか

2006/01/06 (Fri)

[28] in the Hall of T Mountain king
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高みを目指す英雄を後目にunder groundを掘り進む

宇宙を無限に想造

修練とストイックの最深へ

高み 英雄が登りつめた天

すなわち白がここまでも眩しい

こちらまで照らしたつもりでいるのは止めろ

違うのは色

違うのは思想

修練の先に栄光はない

ストイックであるがゆえ天を拒む

地から向かうさらなる先

掘り進んだunder ground

宇宙の断片に出会う

きっと最深部は底が無いブラックホール

初めて見るであろう景色は天とあまり変わらない

共に無限

違うのは色

違うのは到達点

天 栄光と人のhigher ground

地 景色なきunder ground

栄光を背に最深へ向う




2006/01/06 (Fri)

[29] アリア
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嫌われた本の話

古い本屋の本棚の上

おそらく人間にしたら女であるその本

内容はきっといろんな意味で悲惨だ

前の持ち主の手を離れさまよう

彼女は棚の中一番の嫌われ者

後ろ指を刺されながら新たな持ち主を探す

宗教的な表紙がさらけ出されたその時

彼女を手に取ったのは俺だったのか

俺じゃなかったのか

彼女が棚から抜き去られるその時

飛ばされる罵声の数々

生きた本からも死んだ本達からも

彼女はそれでも棚から離れるのを拒んだ

黒だったか白だったか

俺だったのか他人だったのか

彼女が新たな持ち主の手に渡ったたのかどうかはわからない

果たして一度でも読まれた事はあるのだろうか

彼女がはっきり拒んだ事だけは覚えている

赤文字のタイトルに惹かれた

それは俺だったのか

他人だったのか

虚無だったのか

あの本の行方も新たな持ち主も誰も知らない

果たして一度でも読まれた事はあるのだろうか

嫌われた本の話これでおしまい

2006/01/17 (Tue)

[31] 都会の雪
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月日は流れる

都会は一層都会らしさを増し

私はより人間らしさを失う

サラサラと降る雪

天を仰げど都市の空

群をなすビル達に囲まれて雪は灰色


2006/01/11 (Wed)

[33] フリクション
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ヘッドフォン耳にしたその時

左右から脳の中を駈ける

それは波打つイメージ

首を降ってこじ開けろ

今度のは青と白の閃光だ

残像と瞬きの瞬間に

残像と瞬きの瞬間に青と白の閃光を見た

そいつはうねる波のイメージ

重い腰なら首を降ってこじ開けろ


2006/01/22 (Sun)

[34] ミューズ
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真っ暗闇で鳴るは音楽

残光は緑色の目の玉

猫の目のように残る

月に向かって真円のべースをスラップ

聴覚は部屋中に冴え渡り

登りつめては落ちてゆく

砂時計の砂のように

ああ

その中だけに絶頂を

その時生きる喜びを

主よ人の望みと喜びとは

我が主はミューズ達

それこそが私の性だろう

我が主ミューズに一生涯の忠誠を

我が主ミューズに一生涯の破壊と想造を

2006/01/23 (Mon)

[35] 奪った方がまし
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ギタリスト高級ギターを貸して

愛は飽きた

女の子 アイスを買う

彼女を癒すのは古いレコードだけで

二番線

裸ギターのチンピラに出会う

黒ずくめ

奏でるブギもブルースもたいして欲しくなかった

女テレーゼを歌う

黒いサングラス

もどかしい布団の中で見せ合い

「すぐにでも出ていって下さい」

早く朝になって

早く朝が欲しい

見るそれは

肉を頬張る人間達の狂宴

少しだけ参加

脱却して下り電車に

ギタリストフォークギターを貸して

愛とゆう言葉には飽きた

残ったアルコールは残骸として処理

2006/01/23 (Mon)
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