詩人:黒 | [投票][編集] |
振り乱しても振り払えない事を知って
雨土を避ける間柄にありながら
指三本で余韻を感じた所で曲は終わり
ホコリだらけの部屋で
空虚極まりない詞を読んだの
高揚感か恍惚か間柄は道化
夜が明けるのと同時期だった
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黒服を着た不良集団が何かを奪って
黒服を着た不良集団が様々な楽器を持って集まって
黒服を着た不良集団が新しい事を始めようと
黒服を着た不良集団得意なのは破壊で
黒服を着た不良集団苦手なのは建設で
黒服を着た不良集団結局は建設で
黒服を着た不良集団カルチャーと呼ばれるのを避けて
黒服を着た不良集団は裂けた
黒服を着た新しい私が生まれた
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私はいまだに触れてはいない
私は穴を掘り続けている
いつからか掘り始めた穴はどれほど深くなったのか
上が見えなくなる程は掘った気がする
けれど私はいまだに触れてはいない
光は当に届かず
登ることはもはや叶わないだろう
これは最深に向けられた唄
私は穴を掘っている
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処女を呼ぶほどに片付いた部屋で
勘違いのライナーを読んだ
漂う香の香りと裸電球の明かり
処女を呼ぶほどに片付いた部屋で
勘違いの音楽を聴いた
漂う香の香りと裸電球の明かり
それだけで十分な気がした
それだけで十分な気もした
処女を呼ぶほどに片付いた部屋で
勘違いのピアノを弾いた
香は灰になり砂に落ちる
裸電球の薄明かり
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私は開花
私は無限
過去の絶望は今 揺るぎない自信へ
恐怖させていたモノは至上の喜びへと
知って知るなんて事はもう無くて感覚に体を置く
きりがない疲弊ときりがない熱情を超えて
暗闇に落ちた水滴の波紋はゆっくりと広がる
内側からの
閃光からの
見ては失せるハイエナ達の群れ
飛ぶ事が自由だと思う蝶達の群れ
着眼
私は開花
私は無限
内側からの閃光
宇宙は今 この志に抱かれている
宇宙は今 淡い閃光に抱かれている
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聞こえない口笛ふいて人混みから消える
虚ろな瞳
黒い前髪
裏道から公園へ
裏道から公園へ
誰も見て居ないけどカッコつけるよ
手を突っ込んで襟たてて
虚ろな瞳
黒い前髪
裏道から公園へ
裏道から公園へ
シュールな口笛ふいて人混みから消える
地下に住みたいわけじゃないけどあいつと同じ
吉祥寺は今日も冷たい
だから人混みから消える
勝手だろ
裏道から公園へ
裏道から公園へ
人混みから夜に消える
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ボアダムスのまがいものが照明を全部消した
彼は本を読んでいたらしく激しく激怒
慣れれば黒では無いのに勘違い
暴れ馬のベーシスト
under groundと呟きアメリカ人を殴る
彼は独り
悠然と独り
恐ろしい女の人形だけ引きずって
現世
ボアダムスみたいなものが照明を全部消したんだ
私もそこに居たんだっけ
under ground
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これはラブソングではない
あれはラブソングではない
それもラブソングではない
そしてラブソングではない
どれもラブソングではない
俺はラブソングではない
ここは炎の玉の中
ここは深い海の底
躰は人の冷たさほど寒いのに
触れれば息をするように温かい
なぁもしも
針と注射器を手にした時には
目一杯の軽蔑だけをおくれ
ポンプを目の前に尚俺を笑え
愚かなる我が姉を笑い
偉大なる我が友を笑え
ロックスターに憧れたサイモンリッチーを笑い
ピアニストとゆう人種を笑え
あんたが先に向かったのは天国でも地獄でもない
死してなお薬局なのさ
怯えるように消えてくれ
this is not a love song
this is not a love song
this is not a love song
this is not a love song
this is not a love song
this is not a love song
this is not a love song
this is not a love song
this is not a love song
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彼女はオニキスのペンダントをさりげなくだがしている
彼はロックのアルバムばかり千枚も買いあさり二百万円の借金をした
彼は昼も夜も踊り続けて七十万の借金をした
彼は典型的なパンクスでマーチンをイギリス風に結ぶ
彼は破天荒なチンピラで水のような手をしている
彼女はとても綺麗な目と髪を持っていて誰も触れられない
彼は生まれながらではないがなかなかのギャンブラー
彼は百色の絵の具で一色の色を造る
彼はハサミを餌に獲物をとっかえひっかえ
彼は大体決まった場所に現れレゲエとダブの話に夢中
彼女は毎日のように酒を飲んでは彼等を見て笑う