詩人:琉維 | [投票][編集] |
瞼を腫らしたあたしが
淋しいと嘆く
あなたは
優しく、一人にしないと
呟いた。
その度に心の奥
裏に残るのは、
嘘。
嘘って壁があたしの前で
笑みを浮かべる。
あなただけは信じて居たい
だから淋しいと言う。
一人にしない。
あなたの決め台詞。
これを期待しているのに、
嘘と上から決めつけて、
泣き止んだ目にまた
涙を浮かべた。
そして
あなたに
今迄に無い以上に
甘やかされて、
可愛がられたかった
計算。
あなたが遠くに行きそう
怖いから涙を浮かべ
繋ぎ止めようとする
あたしは
酷い女と笑われるだろう。
そんな事を考えながら
あなたの前で
喉をならし
泣いてみる。
可愛がって
甘やかされて。
独占したいだけ
あなたを
それでしか
繋ぎ止めるモノがないあたしは
どう、
此処で生きればいいのですか。