詩人:空白 | [投票][編集] |
僕はココにいる
僕はココにいない
バラバラになって
砕け散った
僕はココにいる
僕はココにいない
バラバラになって
霧散した
掻き集める
君は
僕をどうしたいの
繋ぎあわせても
僕はソコには
現れない
僕はココにいる
僕はココにいない
バラバラになって
融けてしまった
ソレはいつだって
僕のモノではなかった
ソレはいつだって
僕を壊した
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海や空が
青いのは
クレヨンで
画用紙に
純粋な手が
塗りつぶしたから
屋上から
紙飛行機を
飛ばしたのは
今も何処かで
飛んでいて
ほしいから
空を飛ぶ鳥が
自由なのは
背中に
希望を
縫い付けられたから
儚さが
人の夢なのは
壊されるのを
知りながら
見てしまうから
夕陽が
空を染めるのは
家に
早く帰りたいから
闇が
温かいのは
光が
僕自身を
奪ったから
僕が静寂を
好むのは
人の弱さと強さに
惑うから
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与えられるのは
意味のない羅列
美しくも
似非な角度
オリジナルは
完全に落ち
きっと盗作
繰り返し
掲載されて
言の葉は枯れ
さわさわと
雫は
墨を落とす
正義のように
外見だけ
沢山の先達を
散らかす
付け足す
てにをはを
とりあえずさ
懐かしく
似てる何かの
ぬるま湯で
寝転ぶ
伸び伸びと
はてそれは
ひたすらに
塞いでいく
編集の編集で
殆ど
回る回る
未熟な言葉
無数に落ちて
目眩がする
もう少し待って
やっぱり
ゆっくり
要するに
ランダムの
リンクな
類似
レンタルで
呂律をなくす
私をなくす
謝りはしません
謝りはしません
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曖昧なアイロニー
一瞬のイノセント
五月蝿いウィルス
笑顔のエンジン
押し寄せるオンライン
堅苦しいカタルシス
気違いキャンペーン
組み合わせクライマックス
現代ゲーム
言の葉コカイン
寂しさサイト
知らずにシェイク
隅っこスペース
せっかくセバスチャン
素知らぬソフィア
たまらずタイム
ちっぽけチャンス
つくづくツール
手探りテレビ
とにかくトレース
内容ナイター
人間ニュース
温いヌードル
根深いネット
軒並みノウハウ
はっきりハイテク
ひたすらヒアリング
普通はファンタジー
平均ベンチャー
殆どポイッと
間違いマガジン
魅力的ミステリー
難しくムード
面倒メディア
目標はモノクロ
やっぱりヤラセ
ゆったりユニーク
呼んでるヨーグルト
羅針盤ライフ
理論リズム
累積ループ
恋愛レシピ
論文ロンド
我々のワード
我々はワールド
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ねぇ
世界に散らばる
無数の言葉を
どれだけ
僕は知っている
どれだけ
僕は使えてる
ねぇ
教えて
僕はもっと
知りたいんだ
世界は言葉で
僕はそれに
群がる
ちっぽけな
蟻だね
甘くもないのに
ただ求めて
手に入らなければ
泣き叫ぶ
ただの子どもさ
ねぇ
おしゃぶりは
いらないよ
ただ
子守歌の代わりに
僕の知らない
言葉を
もっと教えて
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あの夏の日
色が足りない
海や空の
絵を描いて
大きな太陽と
かけっこしたね
決まって僕が負けるけど
雲には勝ててた
研究はそっちのけで
コーラで乾杯
騒がしい夏の風
染み入る焼けた肌
スマイルが合い言葉
せーので走り出す
そんなことが
大切で
地球の片隅と
繋がる海
手を振って
届いたかな何処かに
なんでって
二酸化炭素弾ませて
塗りたくってみた
ねぇどうして
喉を震わせないの
速く速く
日々は過ぎて
風鈴を揺らす
平均してくんないかな
ほらまた僕を呼んでる
まだ来ない
見えるけどそこに
胸がドキドキ
目はランラン
もう過去形?
安い言葉が
夢を壊して
用意が出来ない
ライバルは科学で
臨時休暇を
留守番して過ごすの?
冷蔵庫開ければそこは
ローカル
忘れたくないよ
あの頃の気持ち
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強いことは
弱さだと
弱いことは
強さだと
君が教えてくれた
僕のは
カッターの刃の
脆さだと
いつのまにか
縫うのが
上手くなった
心の傷
身体の傷
いつも
胸ポケットに
ソーイングセット
初めての傷は
上手く塞がらずに
日々増える傷の
痛みは一瞬で
糸を通す
指の震えは
涙と同じで
すぐに消えた
強いことは
弱さだと
弱いことは
強さだと
君が教えてくれた
でもまだ
わからないんだ
君が僕に
言ったのは
どっちだったのか。
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空が蒼いのは
光が埃に
反射しているから
と知ったのは
何時だったかな
海が碧いのは
碧だけを
はねのけるからだ
と知ったのは
何時だったかな
教科書の奥に
しまった
解明されて
崩された
夢の欠片
光さえ
なにか
特別で
キラキラ
輝いてた
公式に
当てはめた
世界は
味気ない
何の変哲もない
日常
溢れかえった
玩具箱は
何時しか
姿を消した
斜めから見る
社会に
慣れて
フリを
覚えた
真っ直ぐ
見る
素直さを
どこかに
落としたまま
闇に囚われた
いつか
空を飛べると
信じてた
流れ星に
3回唱えられれば
願いは叶うって
信じてた
今、考えると
馬鹿馬鹿しいことが
どんな宝石より
大切な思い出