詩人:空白 | [投票][編集] |
ビルに遮られた空
季節的な閉塞
ここだらけは
息が詰まる
そこには
ここは無いという
僕の足が立つ場所に
春の安らかさも
いらない
夏の解放感なんか
そことは
比べらんない
秋の美しさも
冬の切なさも
僕を繋ぐ鎖だ
匿名の視線
ツリ目の陰口
翼を下さいと
口ずさみながら
チケットが欲しい
壁に貼った
その青色が
僕の目に眩しい
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重なりあう
そのズレが
なんだか
愛しいのは
僕と君が
全然別物だからで
擦りあう
そのズレが
まったく
許せないのは
やっぱり
君と僕が
全然別物だからで
好きになるのも
嫌いに
なっちゃうのも
やっぱりさ
僕が僕で
君が君
だからなんだよ
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なにもかもが
うたっています
このせかいで
うたわないものは
おりません
わたしはただ
みみを
すましているのです
かたりかけてくる
しずかで
やさしい
おんがくに
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真っ白さに
吸い寄せられ
鉛筆と
消しゴムが
国取り合戦
鉛筆優勢
色々書いて
消しゴム劣勢
消すだけで
次第に
白紙は
黒くなる
どっちが勝っても
綺麗な白には
戻らない
誰のものにも
ならない
その美しさに完敗
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明日明後日明明後日
言うなれば永遠に
頷いて
得体の知れない
おかしな憂鬱に
価格を付けたくはない
キチンとした
くたびれもうけを
蹴飛ばして
交差点に紛れたくはない
最適なものを
知らず
ストレス貯めて
刹那の安心に
染まりたくはない
多分
父親のいや世間の
辛さというか
てんてこまいに
とてもじゃないが
馴れそうにない
煮詰まらない
抜け出したい想い
ネクタイか
野垂れ死になら
果たして僕は
日々だけが過ぎて
普通に
平気で
ほんとに
毎日
見てるだけで
無理だとか
面倒くさいことばかりで
もうなんだか
やってらんないんだ
ゆっくりとゆっくりと
要は落ちていく
来年とか
立派に言える
ルームメイトに
劣化していく夢と現状
路線と荒れ地の狭間で
解らない振りして
また一日と過ぎていく
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愛の告白
一時の気休め
胡散臭い嘘
笑顔で営業
音楽に合わせて
簡単に感じ
気持ち裏腹
空気を壊す
経験なのか
声とは違うのか
最初から最後まで
実際問題
素晴らしく
説明できない
存在として
例えば
力
つまりは言霊
デザインでもなく
とにかく声でもなく
何故か感じる
認識できる
温もりや
根強い想い
咽を鳴らして
ハミングする
表現者の心の響き
文章より
変化する話し言葉
他ならぬ
毎日使う
身近な言葉
無論
明確に言葉は
持ち主の気持ちを
訳せないけれど
揺さぶる空気の
予想の中では
ラリーが続き
理解しようと
類似点を探してる
練習しかない
老人になっても
解らないかも
しれないけど
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どんなテストも
僕は良い人
計算せずに
天然で
普通に良い人
だから
ごくごく普通な
幸せな家庭を
築くでしょうが
それ以上は
望めませんって
余計なお世話
ごくごく普通は
それでいいけどさ
やっぱり
腹黒いのが
成功の秘訣
八方美人が
ほんとの美人
悔しいから
僕の来年の目標
ちょっとした
偽善者になるぞ
ちゃんとした
偽善者に
なれなくても
優先席で
狸寝入りしたり
3回に1回は
断って
言われない限り
何もしないぞ
逆に
笑顔で
見返りあるのって
聞いてやる
みんなを
鼻で笑ってやる
ちょい悪親父じゃなくて
ちょい悪自分に
なってやるんだ
MINNA1231
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あちこちに書いた
意味のない落書き
埋まらない空白に
えずくばかりで
おまけに少し
過敏症
基本的に
空白に
結局、僕は
焦がれているから
さまよいながら
しきりに
すれ違った
世界を記憶して
それではと
ただたくさん
ちびちびと
つまり
ですから僕は
泥棒なんです
何というか
似たり寄ったりで
抜いたこそあど
寝かした響き
脳内ノウハウ
始めはきっと
表現者の非凡な
雰囲気で
下手くそな僕が
欲しがった
眩い光
魅力的な熟語たち
無理矢理、頭の
メモ帳に
もっともっとって
やたらと
指動かして
用意万端
羅針盤はリズム
利用は計画的に
ルールは無用
レディエンドジェントルマン
ろくなものじゃないですが
わざわざお越し頂きまして
有り難う御座いました
MINNA1231