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空白の部屋


[189] その瞬間まで
詩人:空白 [投票][得票][編集]

単調な日常は
ひとつのボタンで
変わるものだと
僕は知っている

それでも僕は
身近な確率を
認めようとはしない

それがいつでもどこでも
僕に起きるかもしれないって
僕は考えもしない

毎日の歯車は
僕がいてもいなくても
変わりはしないって
誰かが毎日教えてくれるのに

せっせと忙しくして
僕は三匹の猿を飼う
絶対は絶対ないって
生きてくために

僕は僕の家族の
いつか来る日を
いつから
意識したと言えば
それは
生まれたその瞬間だと
僕は思う

そして
その瞬間まで
僕は向き合いはしない

その瞬間まで
僕は信じていたいから

2009/05/01 (Fri)

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