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空白の部屋


[195] ハルノメザメ
詩人:空白 [投票][得票][編集]

それはとても暑い日で

朝、目覚めたときは

何も変わらない今日が

照りつける太陽と

つまらないこの授業が

僕に特別な時間をくれるなんて

思いもしなかった


何かが変わったんじゃなくて

僕自身が変わったんだって

気づいたのは

ずっと後だったけど

あの一瞬が僕の始まりだった


特別なものは何もなかった

不思議なほど普通すぎる日常に

僕が君を見つけた

ただそれだけで

全てが変わったんだ

2009/03/25 (Wed)

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