空白の部屋
[31] A blankpaper makes me myself
ここは永遠に近い場所
何も始まらないから
終わらない不思議な空間
ここでは
僕は空も飛べる
無重力を体験し
過去も
未来も
同じ空間にある
何の拘束力のない
自由は
右手の力を
奪い続ける
一つの点が凡てを壊す
何の変哲もない
薄っぺらな紙に
戻してしまう
秒針が止まり
鼓動が消えて
永遠の中
見つけたものは
右手に宿る
衝動でした
2006/09/12 (Tue)
[前頁] [空白の部屋] [次頁]
-
詩人の部屋 -