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[12] 私が二人…
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願っても…
決して結ばれる事のない人を愛し始めた私

あなたの事が
大好きで

意地と嫉妬に明けくれる毎日

本当は…
寂しくて苦しくって仕方ないのに…

あなたの気まぐれで無神経なMailに

こうやって繋がっていられる原則を
『幸福』だって自分に必死に言い聞かせる

しかし
私の受容のバケツはとてつもなく小さい

直ぐに我慢の限界を超え
私の心が寂しさに悲鳴をあげる

あなたの甘さを攻めたてる

『俺の気持ちは変わってないのに…』

いつものその言葉の裏側に幸福を問う
そして心の隅っこで
あなたなんかいらないと私は結論付ける

でも…

シャープな顎を着飾るその髭も
鷹揚な振る舞いも
少し高い声も匂いも…

全てが何もかも愛しくて…愛しくて…

とても手放せない

だから…
もう一人の私が言い聞かせる

あなたを
どんな時も支えなさいと…包みなさいと…
そして自分を殺しなさいと…

だから…

疲れた時は
安らぎを与えよう

悲しい時には
抱きしめよう

嬉しい時は
微笑みを交そう

苦しいなら
じっと傍にいよう

会えない時は
会えるまで待とう

愛されなくても
愛し続けよう…

そこに辿り着くまで…

それが
私が一番『幸福』でいられる事だから…

今日もまた
私達が葛藤を続ける…

2005/07/31 (Sun)

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