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チューリップの花束の部屋


[119] 同定の連絡
詩人:チューリップの花束 [投票][編集]

いやはや、何とも
君こそ人が懸命に接触を試みる努力を無にした
それで他人にばかり貞操を求めるのか
いいさ、君のためこの道程を捧げましょう
君はセカンドバージンロードを僕と歩いてね
そしてホトトギスが鳴いたら僕は君と結ばれる
もし鳴かなくても、それでいいことにするよ
僕は恥部を見られないで済むのでそれはそれで有難い
サイズとか形とか…そういうの気に病まずに生きるのだ
それも悪くは無い

ああ、本当は君を抱き、柔らかい体の感触を確かめ反応を知りたい
でも君の本心は知ってるんだ
僕をここに縛りつけたまま君はリアルを他の人と謳歌して
僕に抱かれる気持ちは微塵も無いんだろ?
いいよ、それは君の選択だ
誰に抱かれるかは君が決めること
動物だってそうさ
色んなオスがアプローチしてくるのをメスが選ぶ
それが自然だ、だからそれでいい

2015/11/21 (Sat)

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