詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
完全無欠の人間はいない
それはわかっている
過去の恥とか今まで忘れていたけどね
傷を抉り出すように
ちょっとしたことを思い出すことがあるよ
君の前ではかっこいい人でいたかったけれど
未熟さゆえの器の小ささなどを思い出すよ
食い意地張ったデブだったことも
今ではどうしてあんなだったのか理由を思い出せない
馬鹿は死ななきゃ治らないって言われるけれど
色々な思慮不足に後から年の功で気がつくことがある
僕の阿呆さが治ったら
君は僕を受け入れてくれるのだろうか?
弱点のような所には目を瞑ってくれるかな
完璧な人間などいないのだから
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