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チューリップの花束の部屋


[97] a chain
詩人:チューリップの花束 [投票][編集]

鎖に繋がれているのだという
足が重くて動かないのだと
そりゃそうだ
それで当然だと思う
笑い話に出来るから
こっちの心配はしないで

本当に大事ものは何か
それは簡単に変更できるものではないはずだ
3年考えればわかるのだろうか
いや30年かけてもわからないかもしれない
そんな簡単なことであるわけがないので
あえてリスクを取る必要もないでしょう

それで何かが遅延するとしても
ちゃんと考えてみて欲しい
後から気の迷いだったと言われても
僕にはどうしようもない
こんな自分でごめんと言ったって
解決策にはならないんだよ

地縁、血縁とか
生じてしまった歴史は簡単に書き換えられないもの
君は不可逆だと言ったの
それで今日も絶望を噛み締めるけど
君が自分で選んだんだ
だから
それでいいと思う

2015/10/08 (Thu)

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