| 詩人：珊瑚 | ［投票］［編集］ |
夢を見た
夢の中には貴方もでていて
私と貴方
楽しそうに笑ってた
あれは……
「こうでありたかった」という理想？
それとも
「これからこうなりたい」と思ったねがい？
どちらにせよ
今は笑ってない
笑い合うことはもう
できない
この空に輝いている無数の
お星様にオネガイすれば叶うのかな？
ねぇ 貴方と笑ったあの時の笑顔
どうしたら戻ってくるの？
ねぇ 私どんなことでもするよ
戻ってきてよ―
そして今日も夢を見る
毎日毎日同じ夢
記憶の中の変わらない貴方
朝 目が覚めると
頬を伝う 涙
いつになったらこの水は
とまりますか？
どれだけ流せば
枯れますか？
そして明日も夢をみる
毎日毎日同じ夢
| 詩人：珊瑚 | ［投票］［編集］ |
窒素、酸素、二酸化炭素、その他の気体……
私をその中のどれかに例えるならば
どれになるんだろう？
たくさんあるありきたりな「窒素」？
人になくてはならない「酸素」？
人間にとって不要な「二酸化炭素」？
そのどれにもあてはまらない「その他の気体」？
やっぱり
一番望ましいのは「酸素」かな？
何気なく傍にあって
気づかないけど役にたってる
酸素はかっこいいや
でも私はあえてどれも選ばない
窒素でも酸素でも二酸化炭素でも
その他の気体でもない……
「空気」がいい
窒素のおかげで酸素を
たくさん取り込むことができないけど
二酸化炭素はいらないものだけど
悪い所、少しはあっていいと思う
良い所も悪い所もある
それでいいじゃん
それがいいじゃん
私は
空気でいい
空気がいい
空気になりたい
| 詩人：珊瑚 | ［投票］［編集］ |
百獣の王
ライオン
誰に狙われるわけでもない
食物連鎖という三角形の
頂点に立っている君らは
自由気ままな生活をしている
お腹がすいたら獲物を狙う
眠たくなったらどこでも寝る
苦しみ 悲しみ 痛み……
こんなこと
きっと君らは知らないだろう
なぜか？
それは
狙うばかりで狙われたことがないから
草食動物は知っている
苦しみも
悲しみも
痛みも
でも
狙う立場の危機は知らない
のん気に寝ているだけじゃ獲物は狩れないこと
怠けてるだけじゃ餓えてしまうことを
知らない
どっちもどっち
百獣の王でもただの草食動物でも
自分の意見を言える強い人間も
自分の意見を言えない弱い人間も
苦労の大きさは
どっちも どっち
| 詩人：珊瑚 | ［投票］［編集］ |
昔 誰かに聞いたこと
「人には必ずひとつは自分だけの“得意”がある」
私はまだ見つけられていない
どうしよう……
早く見つけなきゃ！
早く…早く…
―そうだ
「早く」じゃなくてもいいんだね
「ゆっくり」でいい
「マイペース」でいい
「少しずつ」でいい
見つけていこう
いつの日か見つけられるように
必ず…
必ず見つけるから
だから
それまで
まっていて
私だけの「得意」
| 詩人：珊瑚 | ［投票］［編集］ |
君の声
聴こえる方へ耳を傾けてしまう
君の声
聴こえる方を見てしまう
君の声
君を必死で探してしまう
君の後姿
目で追ってしまう
君の後姿
手を伸ばしたくなる
君の後姿
…もう届かない
君の笑顔
つられて笑顔になる
君の笑顔
ずっと見ていたい
君の笑顔
大好きです
君
大切な人
きみ
かけがえのないひと
キミ
ダイスキダッタヒト
| 詩人：珊瑚 | ［投票］［編集］ |
君の姿
君の声
君の名前でさえも
見る度
聞く度に
苦しく
切なく
愛しい
気持ちになるのは
なぜ？
それはきっと……
まだ君のことが
「好き」って
ことなんだね――
茶色がかった細い髪
大きな瞳
少し歯並びの悪い口
私とあまり変わらない身長
細い手足
無邪気に笑うその笑顔…
女の子みたいなかわいい君の
すべてが……
すべてが好きでした
言い表せない程に
膨らんだこの気持ちを
もう君に伝えることはないだろう
でも
こんなにあたたかい気持ちを
知ることができて
それだけで
私は君に出会えて
本当によかったと思うよ
好きな人には幸せになってもらいたいとか
そんなお利口なことは言えないけど
これだけは言える
ありがとう
そして
さようなら
――大好きな人
| 詩人：珊瑚 | ［投票］［編集］ |
そばにいるだけでうれしかった
笑顔を見ているだけで幸せだった
会話をしているだけで私が笑顔になれた
私の「幸せ」がこんなちっぽけなものだと
君が知ったら笑うかな？
でも
苦しい時も
切ない時も
君を想えば笑うことができました
最高の笑顔をありがとう
まだ子供な私は簡単に君を忘れるなんて
そんな器用なことできなくて
君を想い続けてしまうけど
少しの間なら…いいよね？
そのうち君のこと大切な思い出
として思える日が来たら
新しい恋をします
それまでの間は密かに自分の中だけで
君を想うこと許してください
君の笑顔は傷ついたときの薬でした
君の笑顔はどんな時も幸せでいられる魔法でした
君の笑顔は
大切な
大切な
宝物でした