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珊瑚の部屋


[23] 疑惑困惑孤独世界
詩人:珊瑚 [投票][得票][編集]

春にクラスが離れてしまって
君と顔を合わせることは
すごく少なくなりました
もう、それは“ない”に等しくて
君は私の存在忘れてるかもね…
…“淋しいよ”…

唯一姿を見られるのは
掃除の時間
あとは廊下ですれ違うだけ


あ。また君の声が聞こえる
どんなに耳をふさいでも
聞こえないフリしてても
君の声は流れ込んできて

『やめて…これ以上
私を苦しめないで…』

なんで?
どうしとそんなこと思ってるの?
君のせいなんかじゃないのに…
全然違うのに…


思ってることとは裏腹に
私は君の声がする方を
向いてしまう
見てしまう
心が
和んでしまう

私、サイアクナ女ダ…


神様、いるんでしょう?
私の未来…
この叶わぬ恋心の行方
知っているんでしょう?
聞こえてるならその答え
聞かせてよ…
私、どうしたらいいの?
ねぇ…ねぇ……


苦しいの
何もできない自分が
もどかしくて
どうしようもないくらい
腹がたって…
すごく…つらくて…
もう、何に悲しいんだか
わからなくなっちゃって…
…バカ!泣いてどうするの!
みんなが心配するでしょ
みんなに悲しい顔させるでしょ
そんな自分の心の中の感情で
涙なんか流したら
まわりが気を使うことになるでしょ…


こんなことで
迷惑かけられないよ
それじゃなくても
毎日迷惑かけてるのに

泣き虫でごめんね…
私弱くてごめんね…
でも
今、とても…
泣き崩れたいです―

その時に私を
支えてくれる人
助けてくれる人
周りにいない気がするよ…
孤独…
ひとりぼっち…
暗闇=独り…

私…
私…

『ドウシタライイデスカ?』

2006/05/24 (Wed)

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