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珊瑚の部屋


[52] 幸せの鎖
詩人:珊瑚 [投票][編集]

君とあの日つないだ手は
とても心地よくて
あったかくて
すごくすごく安心したんだ

その大きな手は
私の小さな手を
包み込んでくれて
時々握り返したあの力
あれは君の優しさだったのかな?

時間が経つのも忘れるほど嬉しくて
静かに脈を打つ胸の鼓動は
明らかに今までとは違うもので
なんだか手からだんだん
熱くなっている気がした

でも―
つないだ手を離さなければ
いけない時が近づいてきて
この手を離すと…
君がいなくなってしまう気がして…
怖くて…不安で…
こんなこと聞いたらきっと君は笑うよね?
でもきっとこう言ってくれるよね?
「おれはどこへも行かないよ。
 ずっと傍にいるから」

君と出遭えた私は幸せ者です
ありがとう
本当に本当にありがとう
私も精一杯頑張って君の支えになるから
ずっとずっと傍にいて
どうしようもない私を支えてください

…どうか

君の優しくて大きなあったかい手を

もう一度…何度でも…

ずっと握っていられますように

2006/07/24 (Mon)

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