詩人:珊瑚 | [投票][編集] |
突き刺さるような
冬の寒さの中
自転車をこぎ続ける私
ただただ
がむしゃらに…
知ってしまった事実
それは紛れもない真実
気が付くと声をあげて
泣いていた…
貴方と歩いた道を
涙越しに見たんだ
マンションの明かり
信号の光
とても綺麗で
キラキラしてた…
お願い今だけは
1人で泣かせて
通り過ぎる人よ
どうか私の顔に
気づかないで…
ポツポツとある街灯よ
どうか私の
涙に濡れた顔を
写し出さないで…
いくつもある信号機よ
どうか私を
止まらせないで…
ふと立ち止まり
見上げた蒼い夜空には
たくさんの星たちが
瞬いていた…
でもそんな星たちも
すぐに涙で
見えなくなった…