何故涙に色はないのそう、その色は僕にしかわからないはずなのに血よりも赤く空よりも青く楽しさも悲しみすらも写せるようにきっと気がつけたはずだまさか気がつけたのか君はよく泣くからその色がとてもだぶってみえたそれでも僕がその色に気づくべきだったのだろうそう、決して煌めく色でなかったことに
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