詩人:同化者 | [投票][編集] |
君は片翼の機械鳥
錆びた羽は僕が拾います
僕は首輪のついた高貴ぶった飼い犬
平凡に埋没する悲しみを
いつも君に救われていた
なのに君は灰になっちゃた
最後にくれた口づけ
僕は野良犬になる事を決めたよ
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人形の街で独りぼっち
流れてくるのは嘘と悲哀のメロディー
また一人人形の友達に会った
背中のネジを何度も回してあげる
街の中に君を見つけた
ネジを自らへし折った君を見つけた
伸ばした手を君はギュッとつかんで
笑って走り抜ける二人
この気持ちを「嬉しい」って言うのかな?
微かなぬくもりは僕を本物の人間にした
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月の魔力に誘われて
闇をさまよう僕がいる
君が還ったあの日みたいで
意味を成さない涙があふれる
そばを横切る黒猫が歌うのは
僕とあの子の愛の唄か
何故かわきあがる苦笑と共に
ピースサインを月に投げた
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血まみれで眠る僕に
太陽のカーテン
遅刻など無視して庭にでる
凍り付いた感情が光で溶けだしてくる
MySUN 聞こえるか
君の光は僕を人間にする
MySUN 聞こえるか
君は僕にはまぶしすぎる
詩人:同化者 | [投票][編集] |
今日みたいな暑い日に
二人は線香花火
月の明るさにはかなわぬが
優しい小太陽に願いを込める
だが二人の小さな太陽ははかなく落ちた
でももういいんだ
あの子の瞳に
暖かい灯りを見つけたから
今夜は僕らの勝ちだ満月君