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恋する男児の部屋


[5] 大好きなおばあちゃん
詩人:恋する男児 [投票][編集]


僕のおばあちゃんは
この世から他界して
もう七年になろうとしている…

僕の一番の
味方だったんだ…

お母さんでもなく
お父さんでもなく
ずば抜けて一番だった…

お母さんやお父さんに
怒られ泣いてる僕を
慰めてくれたのは
いつもおばあちゃんだった…

あれやこれや
好きなものを
買ってくれたのも
おばあちゃんだった…


でも悪がきだった僕は
おばあちゃんを
困らせてばっかりだった…

中学生になって
おばあちゃんに会っても
照れくさくて
いつも下ばっかり向いて
まともに話せなくなっていった…

でもそんな僕を
いつも心配して電話を
掛けてきてくれたのは
おばあちゃんだったよね…


ホントは嬉しかったんだよ…
なのに思春期の
僕は言えなかった…


中学2年の終わりが
近づいた頃
一本の電話が…


それは病院からだった…


おばあちゃんが
心肺停止で倒れたのことだった…

無我夢中で走り
タクシーを捕まえて
病院までいった…

だが僕がついた頃には
亡くなってしまって…

頭が真っ白になって
泣き崩れ
喉が枯れるくらい
泣いたのは
言うまでもない…

何も恩返しが出来ないまま
この世からいなくなってしまった…

おばあちゃん…
あの世から
僕を見てくれてるかなぁ

2008/12/07 (Sun)

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