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白猫の部屋


[5] 運命の…
詩人:白猫 [投票][編集]

もしも赤い糸があったら

あなたの糸の先に私の小指はないよね


だったらいっそのこと糸を切っちゃって

結んじゃえばいいんだよ


でもやっぱり結び目は隠せなくて

それに気付いたあなたはきっとほどいちゃうね

そしてあの子を探しちゃうね

きっとあの子となら糸はぴったり繋がって
ずっと切れることはないんだろうね…



だけどあたしは赤い糸なんて信じないから

あなたの手を掴まえにいきます

細い見えない糸なんかじゃなくて

私を直接感じて下さい……

2004/02/06 (Fri)

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