さぁて…

禁煙でもすっか…

あなたの好きな
天照大神様

あなたの好きな
メンチカツ

あなたの好きな
緑

あなたの好きな
マッカラン

あなたの好きな
レスポール

あなたの好きなことを
沢山知っているのに…


あなたの望む
愛が

わからない…

振り返るなとは
言わねぇが…

それでは
歩きにくいだろ

それよりも
お前の前にある

まだ真っ白な
明日に

希望を
飾ってみないか

ずいぶん
懐かしい奴に会った

懐かしいねと
普通にあいさつを交わし

元気でねと
普通に別れた…


特に
特別な奴でなく

特に
何があったわけじゃない


なのに何故か…

あったかくて
あったかくて

涙がでた…

やめらんねぇ…

頭ん中に
遺る言葉が

タバコを
くわえさせる

あぁ…
ただの言い訳だ

禁煙が
できねぇ…


あんたが…

タバコをくわえた
女神だなんて
くだらねぇこと
言いやがったから…

40分…

あなたの寝息を
黙って聞いていた

寝ぼけて
起きるまで
40分…

少しでも長く
同じ空間を
漂っていたくて

あなたが
目覚めてくれるまで
40分…

無言でも
嬉しかったんだ


40分間の

電話ごし…

多くを
望みすぎた

大切なモノを
失うのは
分かっていた
はずだろう…

沢山の想い出は
置いていけるのに

あなたの想い出は
置いていくことも
できないのだろう

大切なモノは
ひとつだけ

正しい答えは
分からないけど

僕はとりあえず
ひとつだけを
持つべきだ

そして
神を植え付けた
あなたの存在を
想い出に
背負うとしよう…

ホントはな…

「希望」
なんて言葉は

大嫌いだ…

子へ


親にならせてくれて
ありがとうな…

運命なんて
信じちゃいねぇ
現実主義だ

でもな…

もしも
俺の人生に
たった一つだけ

運命というものが
あるとしたら…

その唯一の
一つとは

あなただ…