詩人:CHAOS | [投票][編集] |
何処までも
血は濃く
繋がりは
絶つことができない
親と子
恋人から夫婦になり
夫婦から家族になる
何処までも
愛は深く
血の繋がらない
義親であるなら
親と子に
ならなくていい
愛があれば
家族でいられる
家族の前は夫婦
夫婦の前は恋人
恋人の前は
一人の人
血は何処までも濃く
家族は血よりも深い
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教えるも
教えられるもない
お互いが
教えられあっているんだな
生きていると必然
世の中の常識や
人としてのモラル
いろいろなルールがある
一生懸命頑張っても
分からなくなる時がある
何も…
でもな
分からない時こそ
そこにある
我慢を頑張ってみぃ
我慢を頑張れたら
いつか
大切なことが
見えてくるよ
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手の中に握ったものは
大切にしたい…
真実なのか
分からない
水面にゆれる
月のように
不安定に
嘘であっても
いつでも終わりに
迷いながら
不器用な
猫の鳴き声さえも
あたたかく
見守りたくて
この手の中に
握ったもの
たとえ儚くとも
たとえ嘘でも
たとえ涙流しても
この時を
大切にしてみたいんだ
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騒々しく 流れる風は
波を荒立てるでしょう
碧い海に 月は唄う
アタシの舟は 脆いのでしょう
泣きたいくらい 会いたくて
苦しいのは 何故でしょう
愛しさに満ちる想いを
何処に棄てられるのでしょう
何度でも流れる涙
貴方に届くこともなく…
揺られる舟は はかなく
ゆっくりと沈みゆく中で
波に響かせ 微かに
漂う 月の唄
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元に戻るだけ…
なのに涙がでる
月を見れば
思い出す
お揃いのグラスは
欠けてもまだ
捨てられず
自分で選んだはずの
別れは まだ
正解か不正解か
分からない
元に戻るだけ
ただ それだけなのに
ほら 聴こえる
ギターの音が
涙を誘う
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恋愛は
自由なんかじゃなかった
愛の歌声は
嘘となり
痛い胸は
月の光で癒す
止まらない涙は
無理矢理飲み込み
奏でる音色は
行方知れず
こんなにも
愛しいものと
知った愛は
唄えないものだった
僕は
はじめから
唄えない唄を
唄おうとしていた
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アナタの声が
聞こえない…
ぬるい風が
強く吹いたのです
ぼんやりと
月を見上げるアナタは
何を云う
魚達は地に着き眠る
深い夜なのです
ワタシの声が
聞こえない…
ぼんやりと
月を見上げるワタシは
何を思う
ただ 独り…
何も 何も
聞こえない