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ゆらゆらと
みなもの月
てらされた
まぁるい月
海という
ひろい うちゅうで
ただよい ふわり
ふわりと海月
そらからみまもる
ははなる 海月
おおきな まぁるい
月 ひとり …
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重ぃ…
苦しぃぞ…
息が…
押し潰される…
悪夢を見た
あまりの重さに
目覚めると
腹の上に
猫がいた…
……。
オマエ…
さては
寒くなったな…
秋の空気と共に
毛布の中訪れる
気まぐれな
我が湯タンポは
ぬくもりと引き換えに
悪夢を見せる
毎日ぬくもり
時々悪夢
でも
追いはらえねぇ…
オマエがくる
こんな季節も
嫌いじゃねぇんだ…
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開けてはならない
あなたから届いた
最後のメール…
何が書いてあるのか
知りたくて
知りたくて
知りたくて…
別れを告げたのは
あたしなのに
読んでしまえば
きっとあたしは…
返信してしまう
だから
開けない…
そう…
きっと
書いてある
『ありがとう』と…
もう誰からも来ない
メールボックスに
最後の
未読 一件…
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ねぇ…
涙はいつ止まるの
あなたの為に
身をひいたことは
後悔などしていない
今でも
愛しているよ
同じ道を
伴に歩めないならば
いつまでも あなたが
先へは進めないだろう
愛しているから
離れたんだ
わかっているのに
未練がましいのは
今までで一番
楽しかったから…
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ふられては
やけ酒するから
酒には強くなるが
男には弱いままだ
どう足掻いても
叶うはずはない
ハナっから
わかってたはずなのに
涙は容赦しない
将来あなたの隣に
いる女に祝福と共に
妬け酒に
酔いつぶれよう
そのうち強くなるさ
男にもな
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いつまでも
自分で夢を
紡ぎながら
夢心地…
ずっと
そうしていたかった
現実の見れない
臆病者でいたかった
悪夢は
見たくないもの
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風に泳ぐ雲…
彼奴はまだ
何処にいるのか
わからない…
水面に上がる花火
いつまでも消えないから
波がお前を泡にする…
海の金魚は階段を昇り
碧い瞳で空を仰ぐ
彼奴に見つからないように
刺さったトゲを抜いたとて
痛んでいるのは胸の中
音に紛れたハリネズミ
夢の中で夢を見る
枯れない花は泣き疲れ
彼奴を探せど見つからず
ミミズに歌を聞かせては
赤い鳥に恋をする
風に泳ぐ雲…
彼奴はまだ
何処にいるのか
わからないのか…