ぽとり ぽとり
堕ちゆくぽとりと
命 燃ゆ
消えゆく声に
秋の訪れ…

あたしが強い？
だろ？(笑)


転んだら立つだけだ
刺されたら治すだけ
つまづいても笑ってろ
殴られても黙ってろ
できなけりゃ諦めろ
泣きたきゃ腹かかえて
笑えばいい


もうとっくに折れたり
捻れたりしてるから
修復はできない

そうするしか
なかったんだ…

あたしは世界一
弱っちぃから


たとえば

あなたに
傷がつかないように
強くありたいだけだ

かぜの中を
およいでみよう

ケーキをペシャンコに
つぶしてみたら

迷路を
逆さまに歩こう

教科書をやぶいて
まるめて くじらに
あげてみようか

みんなで
海のなかに
お砂糖をたっぷり

そらを飛ぶうさぎに
あいさつして

ダイヤモンドを
ゴミ箱にぽい

桜の木に
たくさんの
音符が実り

きらきらお星さまに
くるまって眠ろう

蛇口をひねれば
素敵なリズムが流れ

冷蔵庫を開けたら
お空に手が届く

お月さまと一緒に
願いごとを唄おう


そうしたら

あなたに
『愛してるよ』って
言ってもらえるのかな…

だって ほら
心は こんなにも
自由なんだもの

泣く場所を
探してみた


地球は
どこまでも
まぁるくて

歩けども歩けども
泣くための
隅っこが見当たらない


地球は
どこまでも
まぁるいから

あなたの場所に
戻ってしまった


ようやく
泣くための場所を
見つけたわ

ほら 涙が
零れる前に
早く
背中を貸して

他の誰が悪いなんて
どうでもいい

現 在る道を
どう進むかだ

そっと
手を差し伸べる
それはやわらかな愛情

じっと
立ち上がるまで見守る
それは忍び深い愛情

ずっと
大切に思う
何があってもずっと
それはかけがえのない愛情

きっと
思いは伝わる
今すぐじゃなくても
きっと…

その手は
何の為にある

傷つける為でなく
傷から守る為にあるんだろ


傷を深める為でなく
傷をふさぐ為にあるんだろ

使い方を間違えるな


人と繋ぐ為に
人を抱きしめる為に
そして涙を
拭う為にあるんだ

お前を守る為にある
その手を 泣かすんじゃねぇよ

誠実 真面目
頑固…のくせして天然


もう 頭をなでるような
そんな言葉は くれるな

泣くしか
なくなるじゃねぇか

だって

結局残るのは

空虚だけなんだ…

程好い刺激と
新鮮な大地

見たことのない
華麗な青葉

物珍しさに
笑う太陽

優しいリズムを
教える雨

心地よき 四重奏が
つくりだしたのは

無名の
小さな花でした

困惑の中を漂い
確信も掴めず

コツコツと
稼いだ愛も

溜めるだけ貯め

使い道を知らず
ただ腐ってゆく…

誰も信じられず
互い疑い
隠して

それの何処に
愛があるというのか…


それでも
躊躇う

今 使わずして
一体 何時 使うのだと…