所詮これまでか…

なんて
己で限界を
つくっちまってた

　
　
思いだしたよ
始まりの音を


何をしたいか
なんて思いは
欲張りだ


ただ
好きでやってたんだ


そんだけで
いいじゃねぇか

またこっから
スタート

雨上がりの空
貴方は今
お元気でいるでしょうか

笑い顔が深く
焼きついてて
掻き消すのが困難なのです

明け暮れ
酔いどれ
愁いに沈む

月影　揺らぐは
迷子の蛍火

覚えていますか
戯れ昔日

もう一度あの空へ
還りたい

届こうはずもありませぬが
今も生憎

あたしはずっとずっと
お慕いしております

命の音が刻々
燃え尽きぬ前に

さようなら貴方


敬具…

重いと答えたら
離れますか

苦しいと答えたら
離れますか

望んではいけないことを
切ないほどに想い

優しい君が
離れてしまうのが嫌で

僕は苦しくないと
嘘をつく

捕えたのは

僕ではなく
君だったことは

望んでいる
僕だけの秘密

どこか
違った

特別な存在…

奏でた音は
柔らかく心地いい

触れた言葉達は
無邪気な笑顔をくれた


優しいのではなく
あたたかいんだ


いつまでも
そのあたたかい音を
聴いていたい

僕の隣に存在する
アナタは
特別に美しい…

目を背けてはイケない

分かっちゃいるが
臆病な俺は

手を延ばすことすら
出来やしない

知ってしまったんだ
出会ってしまったんだ
見てしまったんなら

こんな俺でも
何か…


出来ることが
あるのかも知れないな

澄んだ瞳
優しい口調

あどけない笑い
汚れない心


真っ白で愛しい
君を見ていると

真っ黒な僕は
苦しくなる

涙を流すだけ

思うだけ

何もできず

ただ思うだけ





悔しいけど

俺はただの



偽善者だ…

空を眺めてみたり

絵を書いてみたり

海岸を歩いてみたり

まったりぃ…

好きな音楽を聴いたり

公園をお散歩したり

映画を見てみたり

まったりぃ…




そんなふうに
まったりな時間を
過ごしたいんだ






あなたと一緒にな…

神様が平等に

与えたものは


命だけだ…

遠い月
貴方は見ていますか

愛満ちる時は
幸せに浸り
その刹那を
愛しく抱く

私の心
貴方に見えていますか

砕け散る未来を
愛してしまった
痛い胸は
癒されやしない
　
愛は苦
貴方に聞こえていますか

愛しき人
刻々と終わりへ
近づくこの切ない音が


遠い月
貴方に伝えてくれますか

愛すれば
愛するほどに
零れ落ちる涙を

遠い月
私に教えてくれますか

何故私などに
この愛を許したのか
貴方の愛は深く
幸せを齎すほどに
　
嗚呼…
月が潤んで見えるのは
私だけでしょうか