詩人:CHAOS | [投票][編集] |
掴もうと思った
君の手を…
荒波の中でも
掴もうと思った
もがいていたのは
僕の方で
掴んだのは
頬を伝う涙だけ
君に届かなかったのは
僕の手ではなく
勇気のなかった
僕の心…
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アナタの声が
聞こえない…
ぬるい風が
強く吹いたのです
ぼんやりと
月を見上げるアナタは
何を云う
魚達は地に着き眠る
深い夜なのです
ワタシの声が
聞こえない…
ぼんやりと
月を見上げるワタシは
何を思う
ただ 独り…
何も 何も
聞こえない
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恋愛は
自由なんかじゃなかった
愛の歌声は
嘘となり
痛い胸は
月の光で癒す
止まらない涙は
無理矢理飲み込み
奏でる音色は
行方知れず
こんなにも
愛しいものと
知った愛は
唄えないものだった
僕は
はじめから
唄えない唄を
唄おうとしていた
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元に戻るだけ…
なのに涙がでる
月を見れば
思い出す
お揃いのグラスは
欠けてもまだ
捨てられず
自分で選んだはずの
別れは まだ
正解か不正解か
分からない
元に戻るだけ
ただ それだけなのに
ほら 聴こえる
ギターの音が
涙を誘う