『ありがとな』って言葉に

素直に涙が出た

たった一言なのに

ただの言葉なのに

あったかくて

涙が溢れた




言葉って 偉大だ




特別な人からの

大切な一言

ありがとう

あなたは


可愛い声を武器に

エクボを武器に

笑顔を武器に

泣き顔を武器に

寝顔まで武器にして



そんなに装備万端に
武器だらけだと




防御できないじゃないか

何気なく見上げた空が

オレンジ色に輝いていた



デカすぎるリスクを背負い

無理矢理ひきずってきた

そんなボロボロの足を

立ち止まらせ

ふと緩んでしまった一瞬

ポロポロと頬を濡らしていた



また明日 一歩だけがんばろうな


オレンジ色の空が

優しくあったかく

そう言って ボロボロの足を

休めてくれたんだ

たんぽぽ 　たんぽぽ


鮮やかな 黄色は


そっと 春の訪れを告げる



ふわり ふわり



あなたの心にも


寒い冬から


あたたかい 春の訪れが


届きますように…

君が そんなに震えてんのに
なんも してやれねぇ


貴方が すげぇ頑張ってんのに
なんも してやれねぇ


お前が そんなに傷ついてんのに
なんも してやれねぇ


そんなに泣いてんのに…

なんも してやれねぇんだ



何かしてやりてぇのに…


ただ ただ 悔しぃんだ





ごめんな…

笑い声が好きな貴方
いつも明るくお喋り


私は知っている
お喋りなのは寂しがりやだから

不安や切なさは胸の奥にしまい
背伸びをしてみせる

恥じないよう努力し
抱えたものは必死で抱きしめる

私は貴方に
充分には応えられる人間ではないけれど
ちゃんと知ってるから


貴方は強い人だという事も

貴方は弱い人だという事も

そして誰よりも
私を愛してくれてるという事も




笑い声が好きな貴方
いつも明るくお喋り


三十年経っても一緒に笑っていよう




今　この温もりは私が知っている

私だけが知っていてあげるから

寂しいなんて言わない

でも 貴方は時々寂しい眼をする

瞳　その奥にある暖かさは
誰よりも熱く 優しい光



恐れを越え 愛しさを知り

怯えを振り払い 切なさを覚え

不安を取り除き 優しさを手に入れた



不器用に来た道は 勲章となり

その瞳に映すものは


きっと貴方の道しるべとなる

　　　譲り合いよりも



　　　認め合いたい

結婚生活　八年目

好き なんてお互い言葉にしなくても
私達は分かりあえている

時には言葉で確かめ合う事も
あるけれど

結婚なんて人生の墓場 なんて
誰が言ったんだろう

たまに喧嘩し話し合い愛し合う

私にとって結婚は最高
大好きな人が いつも
私を見つめて認めてくれている

私のダンナサマは世界一

今 とても幸せだと言える人は
いないと言うけれど
私は心から 幸せです

私のダンナサマがあなたで良かった
結婚してくれてありがとう



こんな幸せな結婚
貴方もしてください

あたしも 好き
ホントは 大好き

でも 興味がない と
嘘をついた

心が締め付けられ
ホントは好きと叫びたいほど
あなたの胸に飛び込んでいきたいほど
大好きなのに

こんなに大好きなのに

あなたは知らない方がいい
あなたには知られたくない

あなたには幸せになって欲しいの
あたしの分まで



愛する人に最初で最後の嘘をついた
愛するが故に