胸ん中に
確かに流れてる旋律

どぉしても
伝えられない音がある…

取り出そぉにも
いろいろなリズムが
重なりあい

取り出した音は
雑音…


聴かせたい音は
聴かせらんねぇ…


いつまでも
云えないんだ…

あなたに


本音…

どんなに
愛してると
言われても

寂しい感は

愛より勝るかも
しれない…

上手くいかねぇ

こんなに
恵まれていても…


いや…
恵まれている
人間様だからこそ


上手く
いかねぇのかもな…

人の欲はいつも
2番目を欲しがる

1番目は
当たり前に
なっちまって
見えてねぇ


何を１番大切にして
生きるか


それでアナタの
全てが変わる

嗚呼…
そぉか…

愛されてっから
逢ぇねぇんだ


笑っちゃぅね

憎まれよぉ


さぁ…

アタシを殺しに

逢ぃに来て…

キャベツの箱に
入れられた

僕は捨て猫
黒い猫

泣いても届かぬ
鳴き声は

お腹をすかせる
ばかりなり

どうして僕は
生まれたの？

知っているかい？
お月様…

泣いてるだけじゃ
生きられない

僕は黒猫
闇の色

長い尻尾と
爪がある

やわらかな毛と
光る目と

小さな髭と
この一歩

空から見ていて
お月様

キャベツの箱から
抜け出して

今
ぬくもり探しに
飛び出そう…

欲しい言葉は
沢山もらった

幸せな気持ちは
沢山もらった

愛してると
何度も聞いた

なのに何故
信じないかって？


簡単だわ(笑)


世界の終わりが
訪れようとも

貴方は

迎えになど
来ない事を
知っているから…

一緒に生きたいと
願うのが正解なら

一緒に死にたいと
願うのも正解であれ…

拝めよアマテラス
祈れよキリスト

つま先に群がる蟻よ
その刺す視線を
見上げるがいい

語れ涸れるまで
叫べ裂けるまで


細糸に乞いし鬼よ
その眼に憐れみを
媚びるがいい

曝せ醒めるまで
喚け割れるまで


海が謡い
風が鳴き

夜が眠り
音が病む


拝めよアマテラス
祈れよキリスト

聴けよ
Jesus…

傷だらけの
此の身体を
抱くのは誰？

満足ゆく悲鳴を
聴かせてくれるのは誰？

貴方の吐息と鼓動は
今何処にあるのか…

其の苦しみを
喰らい尽くしましょう

安らかな眠りは
孤独な憐れみ

其の在る命を
そっと舐めましょう

満足のゆく
音を聴かせて


そして此の身体に
警告を刻め…