詩人:沙斗音 | [投票][編集] |
ごめんなさい。こんな母親で
気が付かなかったの
あなたがあたしのお腹にいるなんて
あたしのお腹に新しい命があるなんて
何も気付かずあたしは毎日お酒を飲みタバコを吸って
ある日突然の出血
毎月来るものとはまた違ってた
流れ堕ちた小さな命
まだ親指の数倍しかない天使は
こんな無責任な親の中から血と共に外へ出た
涙を呑んであたしはトイレのレバーをひねった
さようなら。
あたしはあなたを殺しました
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聞こえてくる貴方の足音は
まるで旋律のように綺麗
桃色の顔をした我に少し微笑んで手を差し出す貴方を
どれほど愛しいと頭を駆け巡った事でしょう
手を引いて我を虜にさせて
二人で踊れば美しいウタを奏でられる
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するもんじゃない。
友達ならしてもいい。いつでも一緒だから
恋人とはするもんじゃない
別れが来たら果たせないから。
約束だよ。
別れたら全てが白紙。
いつも別れを意識するのは嫌だし
ずっと一緒にいるし、だって一緒にいるって約束したし。。。
その約束もできないかもだよね。
別れは突然やってくるもの。
別れ切り出されるのが怖くて必死で
怒らせないように。。。なんて疲れるよね
でも好きだからしょうがないよね。
だけどあたしは後悔したんだ。
果たせなかった約束、たくさんあるから・・・
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ずっとずっとこの幸せをかみ締めていたい
だってもうこんな日は来ない事
決まってる気がするから
これ以上ない程 幸せを感じたあたしへの罰
これ以上ない程 あなたを苦しめた罰
鳴らない電話 開かないドア 聞こえない声
あたしの全てが今あなたで埋まってるのに
ねぇ、あなたは何処?
ずっとずっとこの喜びをかみ締めていたい
だってもうこんな日は来ない事
決まってる気がするから
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自分の体を切る 裂く 刺す
至福の時
溢れる真っ赤なそして少し黒っぽい
生温かいあたしの血
ジワジワと血が滲み滴り落ちる
とっても興奮する
あぁ、あたしは生きてるんだなぁ
この世に存在してるんだなぁ
そう実感できる
あたしの悪魔が騒ぎ出す夜
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何度も何度も消えたいと思った
頭が痛くて人間関係に疲れて
生きている価値がわからなくなった
周りにはあたしが消えようとするのを
止めようとしたりする
だけどあたしがもし消えたとして
何日か経ったとしても
携帯が繋がらないなぁ? とんだのかなぁ?
そんな事言われながら
消えた事も気付かれないまま日は過ぎていく
だけどただ一つ信じたい事は
あなただけはあたしを忘れたりしないよね?
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一緒にいると楽しい
離れると淋しい
必要な人
全て受け入れてくれて
笑っていてくれる人
大好きなのに
なのに
恋愛感情はない
その答えは出ていて
それに気付いている君は
どんどん傷が増えてゆく
愛を何度送っても
求めているものは手に入らず
逃げて行って
いつもするすると腕の中から
すり抜けて行く
君はそれでいいのだろうか
よくないんだと僕は思う
だけど君が必要
どうしてうまくいかないんだろう
どうして僕らは出逢ってしまったのだろう
その白い腕を僕に出した時から
物語は始まった