詩人:作幸 | [投票][編集] |
君に貰った最後のプレゼント
プレゼントだなんて響きは間違ってるかも
安値で脆くて実用的でダサくて大きいから
でも君から貰ったプレゼントとして
大事にとても大事に使っていたんだ
こんなありきたりな物手に入れるのは安易だけど
どこにでもある何のへんてつもない物だけど
君から貰っただけで世界に一つの宝物になったんだ
なのにどこかへいってしまった
あたしだけを守ってほしかったのに
あたしだけを包んでほしかったのに
買い直しても虚しいだけ
あれがなくなったから
雨は弾けずあたしの頬を伝うのね
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あとどのくらい一緒にいてくれるの?
一生?
一瞬?
一生なんてのは一瞬の積み重ねなのかもね
そんなに不可能な話じゃないのかもしれない
だけど君の傍にいられる保証なんてどこにも落ちてない
だから今日も絶望的なまでに切なくなるんだ
君といなきゃあたしだって正常なのに
何も知らずに笑わないでよ
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一歩町を歩けば
同じような顔、顔、顔。
同じような声、声、声。
同じような人、人、人。
なのになんであなたがいいんだろう?
同じようだからたまに間違えたり
見失って迷子になったりするけど
探してた無二のあなたと出会えてよかった。
宇宙からしてみれば、数多くいる人間の一人。
周りの人となんら変わりはない。
でもあたしから見れば、どんなに似ていても
代わりはいない。どこにもいない。
すれ違うだけにならなくて本当に良かった。
人ごみの中で静かに、この出逢いに感謝感謝。
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わかってたけど
可愛い彼女いることくらい
想像してたけど
あたし以外にどんな表情するのかくらい
覚悟してたけど
町で偶然ばったりなんてことくらい
考えてたけど
咄嗟のリアクションくらい
だけど目の前の現実は想像以上にキツイ
そんなこともわかってなかった19夏の入り口
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「願いが一つ叶うとしたら」
ボーっとCDを聴きながら
自分に当てはめて考えたらあることに気づいてしまった。
もしも叶うならという前提でのあたしの願い。
この答えを答案用紙に書いて提出したら、誰に採点させても赤点だ。
こんな答え間違ってるよ。だからって消すことは不可能だけど。
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寝返りをうって目が合った
無意識にあなたが発した言葉
あなたは覚えてすらいないけど
あたしの中で確信がもっと深まった
寝ても覚めてもあなたは同じ
あたしに嘘はつかない
あなたから出てくる言葉は皆自然で
意識せずに照れずにスラスラ出てくる
それがとっても羨ましくて眩しい
気が付けば隣に
無意識に求める
無意識はある意味最強
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あたしたちを取り囲むもの
全てなくなってしまえば
ずっと離れずにいれる
わかってるのに
なくすことできずに
今日もそれぞれの家に帰るのは
なんて素敵なせつなさ
デザートが最初なんて邪道だもんね
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あんな奴気にすることないんだ
だって君とは全然違うよ
君の口がなんといおうと
あたしの口が何を溢そうと
もう求めてるのは君なんだ
永遠を口にできるほど
生きてきたわけじゃないけど
君のぬくもりで目覚めたい
だから今日癒える言葉は
そんな完璧にしなくていいから
必要なものだけ持っておいで
君の武器をあたしは知ってるから
明日も一緒にいたい
それだけでいいんだ
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いつも甘えてる場所
そこに今日は居場所がなかった
珍しく満員なのかな?
あたしだけの場所じゃないこと
わかってるけど止めらない
どうやら虚勢を張った心には
あの人がいやに遠く映るらしい
慣れ親しんだのと違う感じ
明日になれば戻っているさ
なんて考えないようにしたりして
前向きな人間気取ったりして
本心の正直なところ
迎え入れてよ
あたしのことを
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久々に見る顔はすでに固くなっていた
覗き込んだ体を一端引っ込める
でもこれで最後なんだ
君にもう一度向かった
かっこよくなったっていってたじゃない
それを確かめるのが密かに楽しみだったんだ
なのにどうして目を開けてくれないのだろう
君の笑顔を見ないと面影すら感じられないよ
君との再開を心待ちにしていた人たちは
今日悔しそうに声を涙にしてた
あの子をあやすあたしもその一人
皮肉にも大好きな曲が同じだね
最後にできた君との唯一の思い出
君のようで君ではない君を脳に焼き付けるよ
曲を聴けばいつでも思い出せるだろう
早すぎる君に永遠の乾杯を
さよなら