詩人:作幸 | [投票][編集] |
携帯電話はあなたとの通話履歴でいっぱい
だって文字よりも声が息が表情が聞きたくて
すぐに気持ちが繋がる電話が大好きで
電話を切らないまま眠りにつく
携帯電話はあなたとのメール履歴でいっぱい
君はあたしと気持ちを交わしたくないんだ
だからやりとりは文字しか運ばないメール
電話に慣れてしまった今、文字に冷たささえ感じる
あたしの発する着信は届いても気持ちは微塵も届かない
携帯電話にあなたとの履歴がなくなった
君との連絡手段だった携帯
もう誰も呼びかけてはくれない
履歴が携帯が思い出になってしまった
録音なんかしなきゃよかったよ
まだ君を身近に感じる