僕が君にいくつかの
小さな嘘をついたのは

君がそれを嘘だと
わかるって
知ってるからに


決まってるじゃん

まるで盗聴器でも
仕掛けられてるみたいに
君は僕のこと
知ってるみたいだけど


僕の中の君への気持ちだけは
わかんないみたいだネ？

君は僕を苛めて

楽しいんだか知らないけれど

僕は全然楽しい気持ちになれない

ただの１onlyな遊びは

lonelyになるだけだと
思わない？

僕が見たとき
君は見た後で


君が見たとき
僕は見た後で


同時に見ようと
足を強く蹴るから
かえって


水平で
同じ目線で
君と僕は
会えないんだろう

もしかして


元カノのこと気にしてる？


いつの話！？

瞳と瞳が合ったら

ふっとほほ笑みが

通り抜けるような



そんな微風を君に

今度会うときには…



そう言って
君としたあの約束


まだ有効期限内だよ

僕の痛みが
涙のぶんだけ
軽くなってきたのは


君のこころが
響いてきたからなんだ

それはきっと
君だったから

会うたび
まなざしが印象的で

あまり話さないときでも
瞳が雄弁に語りかけてくる

目が合ってないときでも
ずっと
ひたすらずっと
言葉を交わす
your eyes

そんな
おねえちゃん
な君だから


瞳を忘れずにいたんだ

長いこと

ずっとそばに

いてくれたのは

きみなんだろ？

それなら

どんな理屈も

いらないんじゃないかって

気付いたんだ