ホーム > 詩人の部屋 > 三連符の部屋 > ぬるま湯

三連符の部屋


[1] ぬるま湯
詩人:三連符 [投票][編集]



僕は君の何を見て
好きだと思ったのだろう

実際には何も知っちゃいないんだと
思い知らされるばかり


ぬるま湯につかる君が
寒い寒いと震えているから
引っ張り出して
タオルで拭いてあげようとする
僕の手を

躊躇なく払いのける

君はそこから出して欲しいわけじゃ
なかったんだね

ただぬるま湯を温いまま
保っていて欲しかっただけなの…?

去年の今ごろと同じように
不安定な君


そのお湯は君に
優しいですか?



2004/05/17 (Mon)

[前頁] [三連符の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -