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日月子の部屋  〜 新着順表示 〜


[3] I'M SLEEPLESS
詩人:日月子 [投票][編集]

空想は
甘く果てしなく

夜は
あまりにも短い

いっそ
飛び起きて

電話でも
いいんだ

君のオヤスミで
眠れたら

すべて
うまく行くのに




欲しいものと

手に入るもの

違うんだよ

なんて

得意のセリフ
つぶやいたりして

甘い
感触に
目覚ましを
かけるけど

まるで
心臓のヨコに

あたらしい
ハートが
できちゃった
みたいに

理性とは
まるで
関係なく

夏の
毒を
注ぎ込まれた

憂い
青色の
血が


トクトクと
身体を
巡ってゆく



2004/07/10 (Sat)

[2] 詩を書く理由
詩人:日月子 [投票][編集]

哀しい程の
    恋をして


あふれ出すのは




 涙

ばかりでは
   ありません





 抑え切れない
 強い願いが
わきおこるたびに



なにか

形に

ならないものが



ペンによって

綴られる




  永遠に残る
   何か

   になる
     のです





それは

人知れぬ涙の様に



静かに流れて




紙のうえに落ちて

 影
  を残す





   誰でも
 恋するものには
   分かる



一つの
呪縛

の様なものです




2004/01/05 (Mon)

[1] Precious Birthday
詩人:日月子 [投票][編集]

何かを犠牲にしながら

大人になるのなら

それはとても
悲しいことです


―あの頃のあなたの

無知な純真さや、

頼りなげな美しさは、


 もう戻らない。



甘い後悔も…
さよならも…


風に
  解き放して


思い出を胸に沈め

帽子のツバをなおして

  歩いてゆこう



   Your
  Precious
  Birthday

2003/06/29 (Sun)
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