ホーム > 詩人の部屋 > 日月子の部屋 > シンパシー

日月子の部屋


[25] シンパシー
詩人:日月子 [投票][得票][編集]



ねえ
私達


お互いの部屋の

ベッドと壁の隙間に

魔法の抜け穴を作って

いつでも会えたら

いいね


そうしたらいつでも

さびしくないでしょ



双児の胎児のように

狭い空間で二人


クスクス笑いあって

ただよっていられる




一人でも

生きられるのに


二人だとどうして

こんなに
暖かいんだろう


そこに
生きる意味が生まれる

そこに
生きる意味を感じる

2005/03/19 (Sat)

前頁] [日月子の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -