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るどるふの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] Luck
詩人:るどるふ [投票][編集]

人は不器用な生き物だから


幸せよりも不幸せのほうをよく覚えてしまう


だからお願い


もし君が道に迷ったら


もし君が膝を抱え顔を伏せることがあったら


この言葉を思い出して


君の人生は君が思ってるほど暗くはなかった


ただ忘れてるだけ


ただ不幸せの影に隠れて見つかりにくくなってるだけ


だからそう


君の未来は君が思ってるより断然明るい


それこそ君が覚えてる不幸せの何倍もの幸せが


君の前にはあるんだよ

2004/12/01 (Wed)

[2] ともに、ともに
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僕の手はそんなに大きい方じゃないから


大きな幸せは持ち堪えそうにないんだ


僕の手はこんなに隙間だらけだから


小さな幸せはこぼれてしまうんだ


だから僕は


程良い幸せでいい


当たり前を当たり前に感じられるだけでいい


君が僕の小さくて隙間だらけの手を握る


ただそれだけでいい


僕の目はそんなにいい方じゃないから


あまり遠くのものは見えないんだ


僕の耳は少しだけ遠いらしいから


小さな声は聞き逃してしまうんだ


だからお願い


僕のそばにいてよ


君のきれいで大きな声で歌ってよ


傾いた君の頭を受け止める肩でいい


ただそれだけでいい

2004/12/01 (Wed)

[3] いつまでも
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君の背はちょうど僕の肩くらい


抱き寄せると君は視界から消えてしまって


見渡す限りの夜が広がる

残ったのは君の温もりと君の香り


いつまでも


そういつまでも


この温もりを守りたい


どんな時もこの小さな


けど確かな存在を守るよ


君の消えた景色を見ながら僕は確かに誓ったんだ

2004/12/01 (Wed)

[4] 唯我独走
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逃げたい時は逃げ出したっていいじゃないか


大事なことはそれだけじゃないじゃないか


いつもそうやって歯を食いしばって


頑張ってる姿はカッコイイけど


全速力で逃げて行けよ


後ろ向きだなんて後ろ指指されても


睨み返してやれ


人間なんてそんな強くない


そりゃ惨めでも卑屈でもなくてさ


君がしたい


するべきものをやればいい


2004/12/01 (Wed)

[5] 独白
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傷ついた心は


その実自傷行為で


泣くに泣けない


不甲斐なさと幼さが心に溢れ


それがまた傷口を開く


強く立ち前を見据える


そんなことさえできないまま


ただ臆病になることしかできない


理想は遠くはてしない


だったらせめて笑おう


奥歯を食いしばって


引きずりながらでもいい


這いながらでもいい


少しずつ


一歩ずつ


一歩ずつ



2004/12/02 (Thu)

[6] 夜更かしの後
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窓の外が薄ぼんやりと明るくなって


まだこれくらいなのは


時折雨を降らすたちこめた雲のせいだね


こんな日は外に出る気をそがれてしまう


傘を傾ける君がいるわけでなし


ただ闇雲に体を冷やすだけ


隣家の目覚ましの音が遠くなってく


夢の中もまた雨なのかな・・・

2004/12/03 (Fri)

[7] 前に進め
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冷たい風


白い息


暖かな君の手


君以外はあの日と一緒さ


いつまでも僕は君の顔忘れない


いつまでも心はあの日のまま置き去りさ


前に進まなくちゃ


君のこと忘れないまま


そう僕らはきっと


出会うべくしてであったんだ


弱い僕も


置き去りになんてしないさ


すべてを受け止め


明日へと歩いていこう

2004/12/12 (Sun)

[8] 臆病者
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こんな時に言うのは


場違いなルール違反だと

言い聞かせて僕は


泣きじゃくる君の肩を抱いた


どんな言葉も


自己弁明みたいな気がして


「まだわからないじゃん」


「彼に聞いてみなきゃ」


自分の口から出た言葉が


ギリギリと心を締め付けてた


汚く


いや潔くなれたなら


今頃未来は違ってたのかな


抱いた肩を引き寄せていれば


今も君は隣にいたのかな

2004/12/08 (Wed)

[9] コネクション
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メーディメーディ

こちらは電波良好

そちらの天気はいかが?

たかだか数センチの液晶に詰まった宇宙


そこにはすべてがあるようで何もないようで


黒々と光その無限に浸けた手


半分しびれながら掴みとろうとするのは何?


メーディメーディ

こちらは電波良好

極めて青空

応答を待つ・・・

2004/12/10 (Fri)

[10] ひまわり
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そのいくつが花となるのか


それはわからないけど


たった一輪のひまわりは


なんていっぱいの種を付けるのだろう


不安で涙するような


切なく寂しい


辛く悲しい日をいくつも乗り越えて


僕たちはいくつの種を作れるだろう


そのいくつが花となるのだろう


太陽に似たあのひまわりのような花を咲かせよう

2004/12/12 (Sun)
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