詩人:るどるふ | [投票][編集] |
雨
大雨
土砂降りの雨
この雨に打たれて溶けて流されちゃえば楽になれるのかな
多分楽にはならないんだろうな
溶けて流されてそれが海に着いたって僕は僕のままだから
溶けて流されたって消えてなくなったわけじゃないから
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逃げ道なんていくらでもある
追い詰められても追い詰められても
結局果てなんてない
逃げ回ればいつまで経っても逃げられる
後に残るのは惨めな足跡
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地球には重力があって
それで僕らはここにいられるって教わった
ある日ふと思ったんだ
地球が引っ張ってるんじゃなくて
もしかしたら宇宙が僕達を押さえ付けてるんじゃないかって
そう考えたら途端に恐くなった
何か得体の知れない力で僕達は地球に押し込められてるような気がしたから
急に肩が重く感じた
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存在とは認識だ
「やればできる」
けどやってないんでしょ?
目に見えないもの
感じ取れないもの
そんなものはないのと一緒
できないのと一緒
それにやれることもしなければいつかできなくなるからね
やればできるっていうならまずはやってみせてよ
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できないことはやっぱりできない
まずはできることを精一杯
そこから始めなきゃ前になんて進めない
雑魚も倒さずボスなんて無謀すぎるでしょ?
できないこともできることを頑張ればいつかできるようなるんだよ
じゃあ逆は?
できないことがいつまでたってもできない
できることをやってるの?
精一杯頑張ってる?
それがほんとに君の限界?
君は優しくて甘いから
まだまだ実力出るんじゃないの?
できることから精一杯
でなきゃやっぱりできないことはやっぱりできない
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昔クリスチャンの友達が言ってた
「神様っていうは、みんなを愛してくれて、ごめんなさいすれば全部許してくれる人のことなんだよ。」
君に出会って
君と同じ時間を過ごして
ふと思い出したんだ
もう何年も前に聞いたお伽話のようなセリフ
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「あなたはやさしい人ですね」
違う
違うんだ
優しいんじゃなくて
僕は単に弱いだけ
ぶつかるのが恐いから
傷つくことがいやだから
「優しさ」っていうオブラートに包んで人をやんわり拒絶してるだけ
僕が一番優しくしてるのは他ならぬ僕自身だ
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いろんなことがありすぎて
目まぐるしすぎて早すぎて
頭かかえ悩んだり
もう何もわからないと嘆いたり
もっと簡単に考えてみよう
君が今までしてきたこと一つ一つ
そうわかるんだ笑顔の数だけ
そう知ってるんだ涙の数だけ
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僕の時計はイチキュッパ
特別なデコレーションなんてついてない
毎日一秒ずつ刻む
それだけの機能しかもたない
僕の手首に巻き付いて早一年
相変わらず規則的に時を刻む
家の本棚の上には名前の知れた時計
動くことなく出番を待っているばかり
僕の時計はイチキュッパ
裏には聞いたことも名前
それでも僕の時計はイチキュッパ
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その子は冬に生まれた子だった
けど寒いのが苦手でいつも誰かにひっついてた
自分じゃ自分の寝床さえ暖められないことを知っていた
そのくせ怖がりで臆病で
いつかなくなるぬくもりならと自分から投げ捨ててた
いつまでもあるぬくもりだって確かめたいのか投げ捨てては跳ね返ってでも返ってくるのを待ってた
そんな君は今ぬくもりの中にいるのかな
もう投げ捨てることもできなくなっちゃいないかといつも心配してるよ
いつも心配ばかりしてるよ