詩人:るどるふ | [投票][編集] |
君の声が聞きたいと
君の笑顔がみたいと
あぁやっぱりそういう“用件”なんだね
君との間を埋めるものはなにかって必死に考えたよ
それは信頼?
最愛?
想いやり?
思いきり?
君を追い詰めるくらいならいくらでも隠そう
いくらでも噛み殺そう
それは純愛?
思いやり?
優柔不断?
愚者の末路?
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聞こえる?
この胸の軋みが
君が笑いかけるたび
君が冗談で「大っ嫌い」なんて言うたび
キリキリと
ミシミシと
僕の胸は締め付けられてる
小さすぎるその音は君には届かない
抱き寄せて
そっと耳を当てないかぎりその音は届かない
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手を伸ばして
もっと
もっと
あなたはわかってない
私が見えてない
私の悲しみも寂しさも
そんなのじゃ包みきれない
だから
もっと
もっと
もっともっと
すべてを包んで
一つ残らずかき集めて
押し潰されるならせめてあなたの腕で押し潰して
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広すぎる部屋はエアコンだけじゃ暖まらなくて
一人ベットに潜り込んでもこの震えはとまらないよ
けどこれは罰
凍えるまで気付かなかった僕の罪
あの日から動かなくなったテーブルの上の鍵は
僕が動き出すまでずっとそのまま
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君が築いた弱々しい堤防
自分で作った波が押し寄せる
伝えられない気持ち
やり切れない想い
抑え切れない感情が次々に押し寄せる
その堤防は何が守りたかったの?
誰のための堤防?
自分ばかり傷付いて
誰にも気付かれないまま
一体何を守りたかったの?
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このカンケイを
もういい壊してしまおう
続けていれば
出口は見えるのか
ずっと一緒でいれらる
だけで満足?
一番近くに
いるのだろか
いられるだけで
気持ちは追い付かない
今日も笑って
心で涙し
ぐっすり眠れる
ぐっすりねむれる?
ぐっすり眠れる。
ぐっすり眠れる。
ぐっすり寝たい。
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あなたに抱きしめられる夢を見た
やさしくそっと触れたくちびる
なんであんな夢見てしまったんだろう
もう想ってくれないなら夢になんて出てこないでよ
感触さえまだ残ってる
腕に
体に
くちびるに
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わかってる
君が僕に求めてるもの
親愛であって最愛じゃない
履き違えちゃいけないんだ
履き違えちゃったら
履き心地が悪いくらいじゃ済まされない
けど、このままでだって
居心地の悪さに変わりはない……
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全身に針を刺したいと思った
一本
一本
あなたに触れるたび
あなたの声を聞くたび
あなたを想い返すたび
そう一本ずつ
もう一本
もう一本
この痛みで忘れられたら
この痛みが癒してくれたら
けれど
もし
もうどこにも刺すところが無くなったなら
わがままだけど
最後の一本はどうかあなたに
深く
深く
その冷たい鋭利で
せめて最期は
あなたの手で
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その猫は知っていた
いつも餌をくれるね
きれいな服やブラッシング
顔を見たら頭を撫でて
機嫌のいい日はキスまでくれた
かわいがって愛してくれて
いつも一緒にいてくれた
けどこれは愛であって恋じゃない
これ以上は欲しがれない
その人は知っていた
いつも餌を与えて散歩にいった
きれいな服やブラッシング
顔を見るたび愛おしくて
思わずキスまでしてしまった
かわいがって愛してあげて
いつも一緒にいたかった
けどこれは愛であって恋じゃない
これ以上は求められない
君はペットで僕が飼い主
この関係は越えられない
越えたら最後一緒にいられない
欲しがることも求めることも
ありはしないしあってはならない