君への想いは叶わず


けど何も変わらない


あれは一体なかったこと？


君の笑顔が変わらないのは


うれしくもあり


さみしくもあり

人生ってやつはいつだってやり直しが効かない真剣勝負


いつまでたっても悩んで一つの答えも出せない僕だった


そりゃ悩んだんだ


このままでいいかなんて


君に迷惑をかけるくらいなら僕の気持ちなんて…ね


正解か不正解かなんて今の僕に関係あるの？


どうすればいいかなんて今は必要ない疑問


このままではいられないって胸の奥で叫んでる


その叫びに耳を傾けりゃいいさ


採点はそれから


反省はそれからさ

声を枯らして叫んでみても


この想いは出てこない


じゃあ胸の奥底しまい込もうと


ぐっと堪えてみたところで


押し込めるなんて到底出来ない


吐き出せない


飲み込めない


喉に刺さった小骨のように


煩わしさと苛立ちと


微かな痛みがいつまでも消えない

しちゃいけなかったんだ


一番しちゃいけないことをしてしまった


優しさのふりで逃げた


純情を笑顔で汚した


傷付けないため


傷付きたくないから


砕けばよかった


砕け散ってしまえば


後には何も残らなかったのに


うやむやに


あやふやに


しちゃいけなかったんだ


一番しちゃいけないことをしてしまった

手がもう二本はえてて


足がもう二本はえてて


頭も二つ


目も鼻も耳も口も二組ずつ


けど大して今と変わらないんだろな

好きな人が好きでいてくれて


そばで笑っていてほしい


ただそれだけなのにね


ただそれだけのことなのにね

何かを変えたいと思うなら


大きな変化じゃなくて


小さな努力


あぁそんなことはわかってるんだ


「のっぴきならない状況」なんて滅多に起きはしないのだから


何万分の一ミクロンでもちょっとずつ積み上げる努力


だからわかってる


わかってるんだ


わかってるのに出来ないのは…


それもわかってる

春にも落ち葉は散るんだと


今まで生きててまさか知らなかった


僕の思い込みは


やっぱり僕の思い込みで


世界にはまったく以って関係ないんだ


明日の雲行きも


鳩の目にも


僕の思いはまったく以って関係ないんだ

目を閉じて


手探りで捜し当てられる


そんな距離にいて下さい


あなたのいない世界だなんて私にはわからないから


真っ暗な暗闇でも


あなた以外の何もなくても


あなたがいるということが


それ自体で私は世界を思い知るから


あなたが私の世界なんです

遠く遠く離れてる


去年は笑って許してたのに


今じゃ立場は逆さまで


僕はいつでもビクビクしてる


信じてるのが愛だったの？


揺るがないのが愛だったの？


じゃあ今の僕に愛は語れない


見えない君の一挙手一投足


全部ほしくなる前に君に返すよ