詩人:るどるふ | [投票][編集] |
心の痛みを音にしたら予想外に低かった
ギリッとかピキッとかじゃなくて
言葉に出来ないくらいやけに鈍くて
多分一度もう粉々になってて
このままじゃいけないってありったけの涙を交ぜてこね直したんだ
不格好な粘土みたいな僕の心はもう砕けない
グチャグチャのドロドロになるだけ
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冬が寒いとみんな言ってた
僕にはわからなかった
僕は冬の住人だったから
ある日優しい誰かが出来立てのスープをくれた
こんなものがこの世にあるのかと
冷めてしまうことがもったいなくて恐くて一気に飲み干した
僕は寒さを感じた
身震いするほどのぬくもりを知ってしまったから
こんなことなら気まぐれの優しさなんていらなかった
冬から出なければ寒さなんて知らずにすんだのに
嘆いてたって仕方がない
これからは自分でスープを作ってこう
いつか誰かに食べてもらうために
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僕は雲のようにフワフワと空を漂う
執着やしがらみにとらわれない
みんないいなと言ったりするけど
ほんとは捕まるところ探してた
風は僕が吹かせてるんじゃないから
周りの空気にグニャグニャ形を変えてばかり
ホントの僕はどんなだっただろう
端からちぎれていく雨雲
降らす雨は疎ら
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いつも頑なに握られた君の拳
そうの中には君の想いが溢れてるんだろう
口下手で不器用な君が大切にし続けたいっぱいの想いが
ゆっくりでいいから
順序だってなくたって構わないから
僕にそうの想いを聞かしてくれないかい
そしていつか全部聞かせてくれたなら
やっと開いた君の右手を僕は握るよ
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考えて考えて
もういい加減疲れるくらい考えて
それでもやっぱり後悔するんだ
納得なんてしたことない
自信なんて微塵もない
考えて考えて
呆れるくらい考えたのにやっぱり後悔するんだな
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諸刃の剣とはよくいったもので
返された刀が自分にも斬りかかるんだとか
けど僕の刀をよくみたら柄まで諸刃だったんだ
これは危ない
斬り掛かっても素振りをしても
もはや柄に手を掛けるだけで僕の手は血みどろだ
意を決したところで
相手がどうあれどうでても僕の手は血みどろだ
僕が勝手に僕を傷つけるんだ
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ギャンギャンと噛み付いてくる犬に噛み付き返してたんじゃ話にならない
争わなきゃ解決しないなんてなんてお粗末なんだろう
くだらないと思う相手こそ自分なんだ
本当になんとかしなきゃいけないのは自分なんだ
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さよならって言う間もなく君はいってしまったね
僕は追い掛けたりしない
僕はまだしなくちゃいけないことやしたいことたくさんあるから
いつか必ず僕もいくから
その時は笑って久しぶりって言うために
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今で一体どれだけの人に出会ってきたのかな
その中で何人の名前覚えてる?
街中ですれ違う人の顔は妙に覚えてるのに
大切な時間過ごした人はどんな顔だったかな?
大事だとかくだらないとか関係なく僕は忘れていく
なのに明日のことまで知りたくなって昨日はほったらかしさ
見つめよう
忘れる前に心に刻み込むために
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朝の陽が新鮮だと感じたらその日はいい日だ
自分が弱ってる証拠だから
当たり前のことに感動するのは当たり前にはいない自分がいるから
自分がいつもより弱ってると気付けたこと
それこそが幸せへの第一歩なのだから